大学受験 メンタルと選択と決断 そして就職活動(1)
受験はメンタルが試される場
準備期間も長く、人生においても重要とされる大学受験はメンタルの強さが試される場でもあります。
受験した大学が全部落ちしたらどうしよう…と不安になるのは本人だけでなく、親も一緒かもしれません。
我が家も1月の共通テストまでの緊張、その後の私立、結果を受け止めながら、国立大学の受験、結果までの2ヶ月は長丁場でストレスが溜まりました。
特に、共通テストが終わってから私立受験がはじまるまでは、特に長いと感じました。
受験の約2ヶ月強、なんともいえない緊張した空気が家庭内に漂っていました。
しかし、振り返ると大学受験は子どもを成長させる絶好の機会だったと思います。
高校時代に何の目標もなく、ぼんやりと過ごした息子には、受験という経験は必須であったと思います。
合格までのルート
大学受験は、合格するための戦略が大変重要だと感じました。
大学受験では、勉強方法から合格まで様々なことを選択し、決断しなければなりません。
まずは、合格するためのルートを逆算して自分で描けるか。
自分の実力を把握し、何が課題で、いつまでに何をどう勉強するのか。
勉強時間が足りない場合は、どこに重点をおき、ときには何を捨てるのか決めなければなりません。
あれもこれも…と不安になって、結局何も進んでいないということもあるかもしれません。
息子の受験した大学は、共通テストの得点がかなり圧縮され、2次試験の得点配分が高い学部でした。
そのため、息子は共通テストは足切りにならない得点を取り、2次試験で高得点をとるという戦略をたてました。
苦手科目は捨てると言う選択で、苦手科目の勉強は一切せず、今まで通り低い点数を取れば良いと考えていたようです。
その科目はまったく勉強をしなかったので、本当に捨てていいのか…と見ている親のほうがハラハラしましたが、何も言わずに我慢しました。
結果、本番の共通テストでの苦手科目は、予想通りの低い点数でした。
その一方で、2次試験の過去問は10年以上取り組みました。
そこまで古い過去問はやらなくてもいいのでは?と思いましたが、ここも口出しせずに我慢しました。
本人も自分の計画通り過去問に取り組み、これ以上やっても英語は伸びないと思えるまで勉強し、合格しました。
潔い決断が功を奏した、極端かもしれませんが一例です。