【就活】面接と面談 違うと見せかけて
昨年より選考のスタートが早まっている
新卒の就職活動は、いよいよ本番モードです。
建前的には3月から新卒募集の広報解禁というルールがあります。
- 広報解禁日 3月
- 選考解禁日 6月
- 内定解禁日 10月
リクナビ、マイナビなど大手就職サイトも企業の採用情報を公開するのは3月1日です。
しかし、「3月から始まるんでしょ?」と思っている人は意識を変えましょう。
実は、スケジュールを忠実に守っている会社のほうが少ないのです。
2月のインターンシップは会社説明会
今年の選考は秋、冬インターンシップから選考につながるケースも多く、昨年以上に早期選考が活発です。
1月〜2月開催の1DAYインターンシップは実質、会社説明会と思って参加してください。
気軽に参加したインターンシップが、
「今回参加いただいた方は早期選考へ進むことができます。 希望する方は2月◎日までにESを提出してください」と言われることもあります。
そのため、2月のインターンシップでは選考につながることを意識し、仕事理解を深めることが重要です。
この企業で
●自分はどんな仕事がしたいのか(できる仕事は何か)
●自分の強みや学びが生かせるのか
志望動機を書くつもりで参加しましょう。
面談と面接
インターンに参加すると人事やリクルーターと言われる社員から「面談をしましょう」と電話やメールがくることがあります。
インターンシップでグループディスカッションが行われ、評価が高い場合や、その企業のターゲット校の学生に連絡がくることが多いです。
人事から「面談をしますがいかがですか。選考ではありません。もっと詳しく仕事理解をしてほしい、質問にもお答えします」と…言われるのです。
学生は、人事が「選考ではありません。面談です」と言っていたのだから、選考ではないだろうと思うのも当然です。
しかし、面談で評価が高いと、「もう一度面談を行いますから来ませんか、今度は◎部の人と面談しませんか」と言われ、次のステップへと進むのです。
私の経験からこのように面談が選考の面接というケースがあります。
伝統的な大企業は3月からの広報解禁のルールを意識して、早期選考と言えない事情があるからです。
事前に相談をしてくれた学生には、「面談は、面接の可能性大です」と伝えられるのですが、何も対策なく参加してしまう学生も多いでしょう。
しかし、最初の面談で評価がそこまで高くない学生は、次のステップの案内はされず、3月からの一般選考から受けることになります。
会社によっては、一度面談をしている学生は、3月からの正式な選考で内定を得ることは厳しいかもしれません…
面談と面接…言葉遊びのようで、すっきりしないですが、
面談と言われたら面接だと心して参加しましょう。
学生にとって、就職活動は大人社会の複雑な曖昧な本音と建前に直面する場でもあります。