【就活】親子面談の時代が来た!
オンラインだからわかること
キャリアコンサルタントとして、大学生から就職に関する相談を受けています。
コロナウイルスの影響でオンライン面談は多くの大学で主流になり、私の勤務している大学も対面で行っていた面談がすべてオンラインに切り替わりました。
オンライン面談になると学生は自宅で面談を受けるため、画面から自宅の雰囲気が伝わってきます。
リビングで面談を受けている学生の後ろをお父さんらしき人が画面に写り込まないように走り去っていったり、面談をしている部屋に突然お母さんが入ってきたりして親子の会話を聞くこともありました。
子供が一人で30分近く自分の部屋で何かしゃべっていて心配になったのでしょうか…
在宅勤務のお父さん、お母さんもいるでしょうから、学生も自宅で面談をするのも大変ですね。
親子面談の時代
こういうケースもあるかもしれないなと思ったことが実際に起こりました。
学生と面談をしていたら、となりにお父さんがいました。
もちろんお父さんは画面に写っていませんが、私の質問に対して学生が答えに困っているとお父さんのささやきが聞こえるのです。
コロナの大変な時期に息子の就職について心配しているのでしょうね。
在宅勤務で自宅にいて、どんな話を息子がしているのか気になる気持ちもわかる気がします。
少子化で受験、就職など、親が子どもに関わることが増え、どこまで子どもに関わればいいのか、親も悩みどころです。
親としての関わり
私も子どもの親として日々葛藤していますが、先回りせず、失敗させる経験を積ませたいと思っています。
大学生になったら勉強も大事ですが、社会との関わりはできるだけ持つことをおすすめします。
学業を優先して、アルバイトをすすめない保護者も多いようですが、社会人として働くことをのぞむならば、心配なお子さんこそ人と関わるアルバイトの経験は必要だと思います。
良い経験でも、辛い経験でも、世の中にはこんな考えの人がいるんだという気付きがあるかないかの差は大きいです。
社会の荒波に出る前のウォーミングアップはどこかで必要です。
コロナウイルスで先が見えない時代ですが、学生の皆さんにはたくましく、しなやかに生きてほしいと思っています。